ペーパー学習の効果的な進め方

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小学校受験の準備を進めるにあたり、重要なポイントの一つとなるのが、ペーパー問題対策だと思います。ペーパーの比重は昔に比べて下がってきていると言われているものの、現在も私立小学校のみならず、国立小学校のほとんどの学校でペーパー問題が出題されている現状があります。

4歳、5歳の子どもにとって、問題を解くということは初めての経験の場合も多いですし、小学校受験のペーパー問題には独特の内容(いわば「作法」というべきでしょうか)があることから、綿密な準備とともに問題量を多くこなすことが必須と言えます。

もちろん、幼児教室でもペーパー対策の授業を受けることができ、子どもにとって分かりやすい解き方や各問題の対策を知ることはできるものの、絶対的な問題量が不足することから、ペーパー学習に関しては特に家庭での勉強が重要となります。

いつ勉強するか

ペーパー学習において、最も重要な点は学習習慣だと思います。ペーパー問題の主要な範囲を一通りカバーするだけでも相当な時間がかかる中で、各分野を受験レベルまで引き上げるためにはさらに時間がかかります。そのため、上記の通り毎日家庭での学習習慣が鍵となってきます。

その上で、おすすめなのは毎日の「ペーパーの時間」を決めてしまうことです。

常に楽しみながらペーパー学習に取り組める子どもというのはほとんどいないと思います。もっと楽しい遊びがある中でペーパー学習に気が進まない子ども対して、空き時間を見つけて都度机に向かうように仕向けるのは、親にとっても子どもにとっても苦痛で、それが毎日続けば互いに疲弊していってしまいます。

ふくもとさわこさん著「頭がよくなる朝15分学習法」では起床後15分の勉強習慣を身につけることが推奨されていますが、小学校受験のペーパー学習についてもそのような学習習慣が望ましいものと考えます。

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時間を固定しない場合ですと、毎日空き時間を見つける必要があり、子ども本人の体調やコンディションに左右される等のデメリットがある中で、毎日時間を確保・固定しやすい朝に、机に向かうのが当たり前となる習慣付けを行うことは長期戦となるペーパー学習と相性が良く、効率的と言えるかと思います。

ペーパー学習で求められる勉強量を考えると、朝の時間に30分確保するのがベターかと思います。また、30分という時間は6時30分~7時といったように毎日固定すべきです。

時間の測り方は時計を見ながら確認するということでも良いと思いますが、30分の砂時計がおすすめです。感覚的に時間を把握できることから、毎朝の習慣付け、子どものモチベーション向上の一助になるためです。

どの教材を使うべきか

使用する教材としては「ひとりでとっくん365日」シリーズがおすすめです。ペーパー学習に関して、基礎から応用まで、範囲としても網羅的にカバーした内容となっています。1〜12までの12冊がありますが、11と12はレベルが高いので、基本的には1〜10に取り組むというスタンスで良いと思います。特に、6〜8辺りのレベルの問題への対応力が重要と思いますので、特に入念に取り組むのが良いかと思います。このレベルになると、初見ではなかなか歯が立たない問題も出てきますので、事前学習として「おけいこカード」で慣らしておくとスムーズです。

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「ひとりでとっくん365日」が秀逸な点は、以下の4点です。

個人のレベルに応じた教材

基礎から応用まで広くカバーしているので、今時点のレベルを把握するとともに、そのレベルに合った教材で進められる

網羅性の高さゆえ、様々なタイプな問題に出会える

同じような問題ばかり説いていると飽きてしまう子どももいるところ、飽きない構成になっている。

「ひとりでとっくんテスト」により類似問題で理解度の確認が可能

「ひとりでとっくん365日」3冊毎に「ひとりでとっくんテスト」が用意されており、本当に理解できているのか類似問題で確認する、或いは理解した問題の定着を図ることができる。

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苦手な単元は「ひとりでとっくん100」シリーズで個別対策が可能

「ひとりでとっくん100」は、一つの学習テーマにつき30枚ずつのペーパーにまとめた単元別全100冊の問題集。「ひとりでとっくん365日」で明らかに苦手な分野であれば、個別に「ひとりでとっくん100」にて特訓することが可能。ただし、全30枚のペーパーのうち、前半15枚は易しい問題、逆に後半15枚は難易度が上がるので、理解度に応じて部分的に取り組む検討も必要。

「ひとりでとっくん365日」や「ひとりでとっくん100」等では、間違えた問題や、再度取り組む意義があると思った問題は必ずチェックしておきます。問題集で正答率が7割を下回ったらすぐに2巡目を行う等のルールを決めておくと良いと思います。我が家では、通常の復習に加えて、月末に1ヶ月分まとめて「ふくしゅうもんだいしゅう」という冊子作成し、取り組んでいました。取り組みたくなるような工夫として、冊子の表紙は子どもと一緒に考えました。

分野別に取り組む際には、受験する可能性のある学校が重視している分野かどうか確認しておくと良いと思います。例えば、理英会がまとめている過去5年間の出題状況のデータ(https://onl.bz/V1Khp7u)が役立ちます。もし志望校で過去5年間で出題がない範囲なのであれば、あまり時間を掛ける必要はなく、最低限の復習に留めるという判断もあろうかと思います。

ペーパーの学習は反復練習が肝となります。復習を効果的に行う目的で、全ての教材はPDF化するのが良いかと思います。一昔前では冊子を裁断してスキャナーで読み取ったり、プリンターでスキャンしたりといった涙ぐましい努力をされていた方もいたようですが、今ではスマートフォンのアプリで写真を取るだけでPDF化できるので教材のPDF化のハードルはかなり下がっているかと思います。PDF化した教材は通常の復習や「ふくしゅうもんだいしゅう」を編纂する際に非常に役立っていました。

どのようにモチベーションを維持するか

ペーパー学習は、家庭での役割が大きいこと、長期に渡り継続が必要であることから、子どものモチベーション維持が不可欠となります。モチベーションを維持するための工夫としては色々と考えられますが、特に以下の4点が重要と考えます。

朝の30分学習をメインとする

前述の通り、毎朝決まった時間に取り組むのが吉です。机に向かうのが当たり前になってしまえば、親も子どもも楽になります。最初の数週間は苦労するかもしれませんが、軌道に乗ってしまえば、楽に毎日のペーパー時間を確保できるようになります。

学習状況を「可視化」する

ペーパー学習を継続している事実を可視化することも重要です。毎日の学習は単調になりがちですが、ペーパー学習を30分できた場合にはシールを貼るというのはベタではありますが、やってみる価値はあるかと思います。

例えば、A3の青い紙を部屋の壁に貼り、魚のシールを毎日一匹ずつ貼っていって水族館を作っていくというようなことをモチベーションにしていました。これは、動物園でも良いですし、子どもの興味に合わせて変えていけば良いかと思います。

また、前述の通り勉強時間を測るのに、普通の時計ではなく砂時計を購入して「砂時計が落ちるまで頑張ってみよう」という声かけも子どもにとっては感覚的に理解しやすいのかやる気に繋がるように思います。

効果的な復習を行う

繰り返しになりますが、ペーパーへの取り組みは反復学習が鍵です。

一度目には解けなくても、しっかりと復習し、二度目以降に理解して解けるようになれば問題ありません。そのため、出来なかった問題の復習は非常に重要で、復習することへの意欲を失わないということに留意する必要があります。前述の「ふくしゅうもんだいしゅう」は、出来なかった問題の集合体なので、本当は取り組みたくない問題の集まりかもしれません。我が家では、子どもに前向きに取り組ませるために、「ふくしゅうもんだいしゅう」という冊子にして、表紙は子どもの好きなデザインを選ばせてあげていましたが、このような一見単純な工夫でも一定程度効果があったように思います。

子どもへの接し方に気をつける

ペーパー問題、それは親のストレスとの戦いかもしれません。

「なんでこんな問題も分からないの?」「この前教えたばかりでしょう?」

油断するとこういった言葉が出てきてしまうかと思います。可能な限り子どもには寛容に接する、これは非常に重要なポイントです。

5〜6歳の子どもにとって、ペーパー問題を解くというのは簡単ではありません。「できなくて当然。難しい問題は3巡目くらいにできるようになれば」くらいの心持ちでいるのがベストかと思います。また、正解/不正解よりもできなかった問題を解けるようになった、難しい問題を粘り強く考えた等のプロセスを褒めるようにするということが重要となります。

プリントの管理方法

大量のプリントをどのように管理して復習に繋げていくかという点は、以下の記事でまとめております。

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