以下の記事で記載しました通り、季節を感じる体験というのは小学校受験対策という観点のみならず、幼児期の子どもの教育にとって不可欠な要素と言えます。
季節に関する勉強と一口に言っても、行事・食べ物・植物(お花・野菜)・生き物などなど多岐に渡ります。実際に何をすれば良いのか分からなくて困るという人も多いかもしれません。
そういうわけで、毎月の季節の事柄をポイントを絞ってご紹介し、家庭でできる実践方法や入学試験での出題例などに触れていければと考えております。
今回は、春のスタートとなる3月の季節の事柄について整理していきます。
Contents
知っておきたい3月の行事
ひなまつり
3月の行事というと、なんと言っても「ひなまつり」ですね。
女の子の健やかな成長を祝うお祝いで、桃の節句ともいいます。
家の中ではお雛様や、桃の花を飾ります。
雛飾りは15体の人形が飾られます。最近では内裏雛のみの雛飾りが主流になってきてはいますが、伝統的なお雛様の知識が試験に向けて大切なので、飾りも含めてご紹介します。
内裏びなーお殿様とお姫様のことです。(※左右は地域によっても違いどれが正解というのはありません)
三人官女―お姫様、お殿様のお世話をする3人の人形です。
五人ばやしーたいこや笛を持って演奏する5人です。
随身―右大臣、左大臣の2人です。
三仕丁―宮中の雑用や、外出のお供をする3人です。
ぼんぼりー内裏雛の横において灯りを灯します。
びょうぶー室内の風除け
ひなまつりの料理
ちらし寿司―いくら、五目、えび。錦糸卵などが並ぶ華やかなお寿司です
ひなあられー4色の色は四季をあらわしています。
ひしもちー3色の四角いもちを重ねたものです
春のお彼岸(春分の日の前後3日間)
お彼岸は春と秋、1年に2回あります。
お彼岸にはご先祖さまの霊を供養するため、家族でお墓まいりをします。
卒業式・卒園式
全国の学校で卒業式が行われ、幼稚園保育園では卒園式が行われます。
季節の歌(3月)
知っておきたい植物
たんぽぽ
わらび
ジンチョウゲ
お彼岸を過ぎれば徐々に暖かくなる日が増えてきます。草花も一気に芽吹き始め、公園で季節のものを見つける良い季節になります。ぜひ緑豊かな公園に子どもとおでかけしてみましょう。
家庭で取り入れたい取り組み
ひな人形を制作する
折り紙でひな人形を折ってみましょう。季節に関するお勉強になるだけでなく、巧緻性のトレーニングになります。
「おりがみくらぶ」さんでは難易度別に多くの作品の作り方が掲載されており、動画でも確認ができるので便利です。
黙々と折るのも良いですが、是非「たのしいひなまつり」をBGMとして流すか、歌いながら取り組みましょう。
季節の問題としての出題例
3月の物事に関しては、圧倒的にひな祭り関連の出題が多いと思われますので、関連知識を押さえておけば問題ないかと思います。
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