以下の記事で記載しました通り、季節を感じる体験というのは小学校受験対策という観点のみならず、幼児期の子どもの教育にとって不可欠な要素と言えます。
季節に関する勉強と一口に言っても、行事・食べ物・植物(お花・野菜)・生き物などなど多岐に渡ります。実際に何をすれば良いのか分からなくて困るという人も多いかもしれません。
そういうわけで、毎月の季節の事柄をポイントを絞ってご紹介し、家庭でできる実践方法や入学試験での出題例などに触れていければと考えております。
今回は、新年度となる4月の季節の事柄について整理していきます。
Contents
知っておきたい4月の行事
お花見
春の行事といえばお花見です。
寒い冬が終わり、暖かな春が到来したことを体感するのにぴったりのイベントです。是非家族やお友だちと一緒にお花見に出かけて、春の思い出作りをしましょう。
昔から田んぼには「田の神様」が宿ると信じられてきました。その「田の神様」は春になると田んぼに帰ってきたと考えられ、春の到来を告げる桜が咲くとその「田の神様」にお酒や食べ物をお供えしておもてなしをしたことがお花見の始まりと言われています。
平安時代には貴族の間で美しい桜を眺めながら歌を詠んだり、音楽を演奏したりする慣習が生まれ、江戸時代には身分を問わずその習慣が広がったと言われています。
お花見を子どもと一緒に楽しむには、公園でのピクニックが一番です。是非お弁当を持ってお出かけして春を感じる体験をしたいところです。
お花見ピクニックには、以下のようなアイテムがあると便利かと思います。
その他、ごみを持ち帰る袋やウェットティッシュ、防寒用のカイロなどを忘れないようにしましょう。
ただのピクニックではなく、季節のイベントとして楽しむためには桜餅やお花見団子を用意しておくと一気に特別感が出るのでおすすめです。
入学式
4月には小学校の入学式や幼稚園・保育園の入園式が行われます。
志望する小学校の入学式の様子を見に行けば、「来年自分たちは絶対この場にいよう」と気が引き締まる思いになるでしょう。
季節の歌(4月)
知っておきたい旬の食材
たけのこ
いちご
知っておきたい植物
チューリップ
すみれ
すずらん
つくし
なのはな
知っておきたい生き物
みつばち
おたまじゃくし
家庭で取り入れたい取り組み
家族やお友だちとお花見をする
なんと言ってもお花見ピクニックは欠かせません。寒かった冬が終わり暖かな春が訪れたその季節感を感じるためにはお花見をするのが一番です。
是非お弁当を一緒に作って公園にお出かけしましょう。
また、お花見団子は意外と簡単に作れますので、子どもと一緒に作ってお花見に持っていけばとても良い思い出になるでしょう。
お花見の思い出を絵にする
お花見という季節の学習にとって絶好の機会は是非思い出を残る形にしておきましょう。 写真を撮るのでも良いですが、できれば体験したことを元にして絵を描きましょう。
桜だけではなく、お花見団子や桜餅、家族やお友だちの楽しそうな様子などポイントは複数あり、体験として記憶に残るだけでなく、絵画対策としても最高の題材と言えるでしょう。
4月の子ども雑学
お花見団子はどうして決まった色なの?
お花見団子は必ず上から「赤(ピンク)、白、みどり」の順になっています。
これは
赤のつぼみ→白い桜の花→散った後の緑の葉
を表現していると言われます。また、赤は桜、白は白酒、冬の名残を、緑はよもぎを表しているという説や赤は春、白は冬、緑は夏を表しているという説もあります。春、夏、冬はあるのに、なぜ秋がないのか、これは「秋がない=飽きがない」が掛けられているそうです。粋ですね。
「昭和の日」ってなんの日なの?
4月29日は昭和の日で祝日です。でも、昭和の日って何の日なのでしょうか。
昭和の日は昭和天皇の誕生です。2006年までは「みどりの日」とされていましたが、「みどりの日」は5月4日に移動し、4月29日は「昭和の日」に改名されました。
現在では想像できない携帯もスマホもなかった昭和という時代について少しでも子どもと話す機会を取れればと思います。
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