小学校受験で一番大事にしたいこと

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「何のために小学校受験をするのか」

出発点と言えるこの質問は、長期戦となる小学校受験において非常に重要な問いだと思います。

ややもすると志望校に合格することばかりに意識が向いてしまいがちですが、最終的な目的はそうではないはずです。子どもにとって充実した教育を受けさせたいという思いが根底にあって、小学校受験という道を選んだのではないでしょうか。

小学校受験では、多くは1年を超える長期に渡り、多く時間を割いていくことになります。5歳、6歳という年齢の子どもにとっては尚更で、1年の重みが違います。

合否という結果ばかりに重きを置いてしまうのは非常に勿体無いことです。小学校受験を通して大きく成長できると思いますし、親もその成長過程を楽しむことができる期間と思います。

一方で、幼児教室のペーパーの授業後やテストが終わった後に、

「なんでこの問題できなかったの?お家で教えたばかりでしょう?」

と怒りを子どもにぶつけている光景を目にすることが頻繁にありました。教室内で怒りをぶつけている親を見かけたことも一度や二度ではありません。

実際、小学校受験を経験した親の多くは子どもに対してきつく叱ってしまった経験を持っています。理英会が受験を経験した家庭約1,000組を対象にアンケートを実施していますが、小学校受験で後悔したことの第1位が「子どもに対してきつく叱ってしまった」というものでした。

~調べてみた~小学校受験をした年長さん1,000人の父母がお受験後に後悔した3つのこと
~調べてみた~小学校受験をした年長さん1,000人の父母がお受験後に後悔した3つのこと
  • 夏前から親が感情的になる場面が増えてしまい、子どもの心を傷つけてしまった、と感じた。
  • 間違えたときの態度の悪さについきつく叱ってしまい、子どもが泣いたり、へそを曲げたりしてなかなか進まなくなってしまった。
  • 母親と一緒にやるとついつい口調が強くなり、本人が父親に「間違えるとママに怒られる」と話していた。
  • 受験を決めた直後は、母親が教えていたが、毎回感情的になって怒って泣かせていたことを今でも強く後悔している。
  • 受験直前まで、できないことを叱ってしまっていた。子どもは「話を聴く」、親は「怒らない」と約束していたのに、親が約束を破ってしまった。

最終的なゴールは、ペーパーの問題を解けるようになることでも、志望校に合格することでもありません。子どもの成長を願うのであれば、子どもにネガティブな影響を与えるような言葉や接し方は可能な限り避けるべきだと思います。

そうはいっても、テストの点数や、ペーパーの進捗には一喜一憂してしまうものですし、子どもにイライラしたり、きつい言葉を投げたくなるのも仕方ないことかと思います。

そういった時に、「なぜ小学校受験をするのか」という問いに立ち返ってみて、子どもとどう接するべきか考えてみます。ペーパーの問題よりテストの結果より大事な思いがあったはずです。「どうしてこんな問題もできないの?」という言葉を少しでも前向きな言葉に変えられればと思っています。

合格という結果を目標にしつつ、それ以上に重要な過程も大切にする。そのような充実した小学校受験生活を送る上で、当サイトが少しでも参考になれば幸いです。

もちろん、個別性が強いですから、当サイトを含めた情報を鵜呑みにしないことが大切です。有益になりそうな学習方法や考え方などがもしあれば、日々の生活を送る中で少しでも取り入れてもらえればと思っております。

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